2015年4月4日土曜日

言葉の端々に宿るもの


心のなかで抱きしめながら、会話する。

NHK『助けて!きわめびと』

NHK『助けて!きわめびと』にて、学習塾・塾長の坪田信貴さんのメッセージ(『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應義塾大学に現役合格した話』の著者)。「わが子の受験勉強のやる気スイッチが見つからない」という母親の悩みを解決すべく、取り組むなかで出てきたメッセージです。

「娘が全然勉強しない!」ということで悩んでいた母親ですが、実は子どものやる気を抑え込んでいたのは母親自身。「あんなことができない」「こんなんだからだめだ」と・・・ストレートではなくても、言葉の端々にその思いが表れていて、娘のやる気をそいでしまっていたのです。

そこで、坪田さんは母親に“子どものいいところを20個、書き出す”という課題を出します。書き出すなかで、「できない、できない!」と思っていたけれど、「こんなことができるではないか!」と発見・・・“できない”ではなく、“できる”に目を向けるようになります。

書き出して終わりではなくて、娘のいいところを暗記できるまで読み込んで、自分のなかに定着させていきます。それによって「ああ、この子はいい子だ」「こんないいところがあるんだ」と無意識でも思えるようになり、冒頭の“心のなかで抱きしめながら、会話する”ことができるようになるのです。

いいですよね!

坪田さんもおっしゃっていましたが、“視点を変える”ことって大切ですね。たとえば、“やる気”もそうです。“やる気”があるから“できる”のではなく、“できる”から“やる気が出てくる”のだと。坪田さんのお考え、思い、やっておられることを見ながら、「うんうん、そうだなあ」と思いました。


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