2015年12月4日金曜日

どんな状況にあったとしても。


「おじいさんが万引きをしていたので注意したら、抱っこしていた赤ちゃんを傘で突かれた」というニュースを見て、いろんな想像や気持ちが駆け巡って、なんとも言えない気持ちになりました。

スーパーの万引きGメンのことも紹介されていましたが、この仕事をしている人は、日常的にこのような光景を目撃し、万引きした側のそれぞれの事情も見聞きしたりして。日々のこの積み重ねで、この世の中に絶望するのではないかなあとも。

その被害者のことを思うと、つらくて。加害者のことを思うと、これもまた、つらくて。万引きGメンなど間近で見ている人は、もっとつらいだろうなあ。

以前に「日常レベルでも、ご近所トラブルで憎しみ合っている人たちがいるなかで、きれいごとを言うのは簡単だ。現実はそういうもんじゃない」と言われたことがあります。確かに、そういう現実はありますが、今のままがいいとは思わないのです。それをおっしゃった方自身、きっとご自身のまわりで、そういう現実があって嫌になることがあるのだと思います。私もそうです。いいことばかりではありません。でも、「現実なんてそういうもんだ」と思わず、そこからかすかな希望を見出せたらと思うんです。

それが、あの絵封筒のメッセージにつながりました。「どんな状況にあったとしても。一呼吸おいて、そこから。それぞれの希望を見出せますように」。きれいごとかもしれないけれど。そこは願い続けていきたいと思います。



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