2016年10月9日日曜日

100年。


取材で訪れたヤマロク醤油(小豆島)で、醤油づくりをされている方に「蔵も木桶も100年以上前のもの」とお話をうかがって。その歳月の深さとともに、“今”という同じ時代に100歳以上の方も生きておられるから、そう遠くはない昔なんだということにはっとしました。

◎その時の記事
”おそと”で過ごすライフスタイルWebマガジン『OSOTO』
特集/旅が、じぶんに効く!! ハプニングあり、ミラクルあり。小豆島・坂手の旅日記
http://osoto.jp/takeme/trip02/

そんなことを思い出した2016年10月8日の今日、尼崎市の「100周年記念日」です。http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/sogo_annai/29836/

‐‐‐‐‐

尼崎市の「100周年記念日」のその日・・・まちの未来を遊びながら考えるカードゲーム『AMAGASAKI TO THE FUTURE(ATTF)』を『尼崎 FUTURE GAME CENTER』で。

価値観も、性格も、関心も、年齢も、これまでの人生も、経験も、職業も、立場も、尼崎との関わりも・・・さまざまな人たちが集まって「尼崎の今、未来」について、カードゲームで遊びながら考えるというわくわくするイベントです(全体的にゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズっぽい感じが、ちょうどドラクエ世代の私にはたまらなかったという。「ああ、宿屋に泊った時の音や」とか)。

カードゲームの構成は3つ。

①リソースゲーム/「尼崎の困り事」カードと「尼崎にある資源」カードがあります。偶然引いたカードの中から「尼崎の困り事」を「尼崎にある資源」でどう解決できるかを考えます(自分の「好きなこと、得意なこと、できること」も資源として、カードの束に混ぜるというのもおもしろい)。



②フューチャーゲーム/「2045年にはこうなっている」という30年後の予測が書かれているカードを5枚引いて、みんなで未来の日常を想像します。どんな問題が起こり、どんなことが必要とされ、そんな世の中だからこそ、どんな商品がヒットするのかを考えます。

③マグネットゲーム/「自分がやってみたいこと」を書いて、仲間探しの旅へ。似たようなことを考えている人を見つけてつながります。それが日常につながって、続いていくというトキメキ感!

何もないところから、突然「尼崎について」「未来について」考えること、想いや意見を話すなんて難しいものです。「引いたカードのなかから考えてみる、話してみる」ということをします。

みんながそれぞれ、得意分野からではなくて、「引いたカード」という偶然性のなかから考えて話し合うので、フェアな状態から始めることができます。

「日頃は、尼崎、その未来について考えたことなんてない!」という人も「考えなきゃ」と気負わず、カードゲームですから、引いたカードを見て、思いついたことでもOK。そのひらめきも、おもしろい。
「引いたカード=偶然性」というところで、自分が「知っている!」「関心がある!」ところに偏らず、それを越えてみるきっかけにもなります。

カードゲームで気軽に、子どもから大人まで、さまざまな人たちがフェアに、楽しみながら、考えてみることができる。それが実際に、これからの市の計画につながっていくかもしれないという!「こんなにおもしろい取組み、尼崎だけだなあ」と、ニヤッとしてしまいました。


0 件のコメント:

コメントを投稿