2018年4月29日日曜日

「2018春の花と緑のフェスティバル」へ


「2018春の花と緑のフェスティバル」(上坂部西公園)へ。


今年で50回目の開催を迎えられたそうです。1968年に「第13回兵庫県緑化大会」としてスタートしたのがはじまりで、緑化の普及啓発をめざして毎年開催されています。

市内で活動する緑化ボランティア団体や環境ボランティア団体が数多く出展し、それぞれの活動紹介やワークショップ、団体が育てた花苗や鉢花なども販売されていました。飲食コーナーや子ども向けの遊びコーナーなどもあり、子どもから大人までたくさんの人たちで大賑わい。

上坂部西公園は一般的な公園とは異なり、「尼崎市都市緑化植物園」としての機能も有しているので、園内には280種類ほどの樹木をはじめ、花壇や竹林、芝生広場もあります。珍しい樹木もあるんです。


職員さん手づくりの園内マップには、「ここに注目!」の樹木の名前がありました。それにしてもこの園内マップ、すごいと思いませんか? はじめてこれを見た時は、「おぉ!」とときめきまくりました。


さて、本題。1つ目は、プロペラ型の白い花を咲かせる「ヒトツバタゴ」。通称「ナンジャモンジャの木」と呼ばれる樹木の1種類であり、その由来はその名の通り、「何の木かわからない・・・何の木じゃ?」からとのこと。


2つ目は「トビカズラ」。かつてはなかなか開花せず、開花すると「世の中に異変が起こる花」として恐れられていた伝説が残っているそうです。「龍の爪」にも例えられるという、なんとも独特な花の形をしています。ぶらさがっているように見えますが、これは観察しやすいようにそうしているだけであって、自生しているものは地面に接しているそうです。花を見つけることはなかなか難しいようで、ますますミステリアスですね!


園内でボランティア活動をされている「グリーンヘルパー」の方々による植物クイズ。すぐそばにある樹木や植物にちなんだ問題の数々、実物を見ながら、「こうかなあ」「どうかなあ」と回るのはとてもおもしろい!

尼崎市の木である「ハナミズキ」、花びらだと思っていたのは「総苞(そうほう)」という蕾や花を保護するものだそうです。花はその中央にある小花なんだと知りました。


お手紙コーナーも発見! 尼崎市水道通水100周年PRブースで、郵便局とコラボして、ダンボールエコ便りに「尼崎市水道通水100周年」記念切手を貼ってお手紙を送ろうというものです。


私は今日のこの風景を描きたいなあと思って、目の前にあった「けやきの木」を描きました。デコボコのところには「春の花と緑のフェスティバル」を表現すべく、花=ピンク、緑=ミドリの色を塗っています。

娘はリンゴとチョウチョ、太陽、三色だんごを。娘いわく、「果物が好きだから、本当は梨を描こうと思ったけど、色が明るいリンゴがいいと思った。チョウチョは明るい色が好きだから、もしリンゴの蜜を吸ったらどうだろうと考えた」そうです。さらに、三色だんごは、ただ食べたかったから(笑)。

この後、「満寿屋本舗」で三色だんごを買い、「山田茶園」でグリーンティーをいただいたのでした。「山田茶園」横の飲食スペースで、初対面の人たちと「今日は暑いくらいですね」「今年初めて来ました」「私は毎年です」「前はこんなにもいろいろしていなかったんですけどね」「このグリーンティーの甘さのもとは何かしら」など、ほっこりとできたのもよかったです。

同時に、市内の公園や道路、駅前にある花の中には、市民ボランティアの方々が種から花を育て、植栽されているものもあるんだと・・・樹木も花も、そこにぽっとあるのではなくて、その背景にはたくさんの人たちがいるんだなあということにも思いを馳せられたひとときでした。