気づかない、気づけないこと

ほぼ毎日通る道沿いにある木。「この木は『やまももの木』かなあ」と思い続けて数カ月。この実を見て、やっぱり「やまももの木」だと思いました。

大井戸公園でこの木を見つけて「やまももの木」と知った時は、いつか実がなるのを見てみたいなあと思いましたが、もう見たことがあったんです。なっていても全然気にしていなかっただけ。知らなかったから、興味を持っていなかったから、見えていなかっただけなんだ、と。

十数年、この木を見ているのに、この実のなる風景も見ているはずなのに。「やまももの木」を知って興味を持って初めて、この木はやまももの木で、このように実をつけていたのだと気づきました。

そんなことって、たくさんあるなあと思います。