2012年10月29日月曜日

「インバウンドおもてなし現場実践塾」に参加して


インバウンド(訪日外国人集客) 
おもてなし現場実践塾(主催:豊中商工会議所)に参加。

総合講師は株式会社エースキューブの宮地成年さん。

宮地さんは
訪日外国人向け観光ガイドブック『EXPLORER OSAKA・走遍大阪』を
発行していらっしゃいます。

今回の講座では、
宮地さんがそのガイドブックを制作するにあたり、
訪日外国人の動向・傾向などを知るために、
ヒアリングしている主要なスポット、
そのご担当者にお話をうかがいに行きました。

1日目は「関西国際空港・関西観光情報センター」
「ホテル日航大阪」「ゲストハウス大阪花宿」の方に、
2日目は「玄品ふぐ 法善寺の関」「道頓堀ホテル」の方に、
国別の動向や傾向、インバウンドの取り組み、独自性などについて、
体感を持ったお話をうかがいました。


★1日目:印象に残ったこと

「やっぱり、人なんだ。共感の輪が大切なんだ」ということ。

どんなにいい観光マップやガイドブックを作っても、
それをどう届けるか。

旅行者に渡してくれる、
たとえば、観光情報センターや宿泊施設の人など、
その存在こそが、とても大事なんだと思いました。

旅行者に直接手渡してくれる可能性があるからこそ、
その人がどれだけ、
その観光マップやガイドブックに興味を持ってくれるか、共感してくれるか。

それによって、
旅行者への届き方も、伝わり方も、変わってくるのだと。

もし、自分たちのまちを知ってほしいと思うなら、
その人たち向けのまち歩きを実施するのもよいのかも…など、感じました。

やっぱり、人です。


★2日目:印象に残ったこと

結局は「相手の立場になって考えること」が
何事も大事なのだということ。

もし自分が海外を旅行したら・・・
どんなことを必要とするか?
どんなことに困るか?
どうされたら、ありがたいか?など。

「相手の立場になって考えること」と言葉で書くと、
とてもシンプルですが、とても難しいことです。

ただ頭で考えただけでは、
本当に相手のことを考えたことにはなりません。

どうやって、相手に近づいていくか。

海外へ行ってみる、
旅行者に話を聞いてみる、
詳しい人に話を聞く、
試してみて反応をみる・・・など、
努力を重ね続けることで、近づいていけるのだと思います。

『Re:novel』ワークショップ


『Re:novel―若手デザイナー達のモノ語り―』のワークショップ「Quick & Easy Stool カッコいいダンボールを使って誰でも簡単につくれる簡易スツール」に参加。ダンボールを、強固にするカタチに折って、座面を固定するだけ!! 固定するアイテムは釘やガムテープ、接着剤など何でもOK。カンタンにイスが完成しました。

たとえば、避難した時。ペットボトルが入っているダンボールを利用して、作ったりするとよいそうです。お年寄りの方など、地べたに座るのが困難な方がいらっしゃいますから、このアイデアを覚えておくと、有効的。

贈り物を入れる箱としても素敵だし。中に、ものを入れることもできるので、収納ケースとしても使えますね。本来ならば捨ててしまうダンボールを、このようなカタチで再利用。そのアイデア、goodです!!
http://renovel.org/


『ACDC;』なにやら、いろいろやっていそうな場所です。
こんなところがあっただなんて、知らなかった。


手前、足置きになっているのが、5歳児作。
無地のダンボールに、スタンプを押しました~


スタンプはなんと!!ダンボール印刷の版下を再利用して作ったとのこと。
取っ手部分は、先ほどのイスのカタチになっていました。


手前が、わたしが作ったイスです。
ダンボールのデザインがおしゃれだと、ええ感じにできますねー
ちなみに、これは外国製の家具のダンボール。


講師の先生です。
『Re:novel』出展者のアイテムを使って、
「こんなことができるかもしれない!!」と新しいアイデアに取り組み中。


こんなんできましたー。取っ手をつけたら、
さらに使い方の可能性が広がりますね!!



2012年10月27日土曜日

いとおしい“もの”からつながる


今年の4月に、着物と革でつくるバッグのお店『ZIZZ』で、
セミオーダーした仕事用かばん。

店長・伏井さんの感性と、
この道45年以上!! カバン職人のご夫婦によってつくられた
いとおしい、かばんです。

娘にバトンタッチできる日を夢見て、
大切に使っています。


暮らしを彩る、いとおしいもの。
思いを持って、大切に選ぶからこそ、
ものがご縁を結んでくれることがあります。

「伊丹オトラクな一日」サポーターミーティングで、
すごい勢いで親しくなったなっつさんも、ZIZZかばんを愛用中。
「あー、それZIZZバックですよね!!」みたいな感じで。
これまた、すごい勢いで、距離が縮まりました!!
記念に、ぱしゃり。


そして、そして、かばんをきっかけに、
取材も受けました。

いーやん! カバーン!! 7人の偏愛カバンライフ

『ライフ&デザイン』特集のタイトルです(インパクトありすぎ!!)

編集・ライターのしみずかおりさんに取材していただきました。
ZIZZのカバンを中心に、
ものに対する価値観の変化・想いなどについて、
まとめてくださいました。

撮影はフォトグラファーの西村仁見さん。
親子で登場させていただきました。

楽しい時間。
これも、新たな出会いであり・・・
つながっていくなあ~
つながっていったらよいなあ~と。



一つひとつのものを、
丁寧に、思いを込めて、
選んでいきたいなあと思いました。
改めて。

『服部バル』そのディープ感を満喫!!


仕事のリサーチも兼ねて『服部バル』へ。
これまで、いくつか、バルへ行ったことがありますが。
『服部バル』はかなりディープ。


だって、だって!!
カラオケ喫茶っぽいラウンジが、
1ドリンク+付出し+カラオケ1曲だし。
たばこ店まで、たばこ+缶ビールで参加している!!
「+笑顔」なんてバーもありました。

「地域を愛しているからこそ、
たばこ店でも、どうしても参加したかったんやろうなー」とか、
「カラオケ一曲!! 常連の輪に入るチャンスなんやろか」とか。

リーフレットを見ている段階から、
「こりゃ、ディープだぞ」と思っていたけれど。
やっぱり、ええわ~。
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』的な、
昭和ノスタルジックなにおいがしました。
「まさに、服部はこういうまちなんだろうなあ」と。

バルでまちを巡れば、
地域の特色・魅力がしっかりと伝わってくる内容でした。

飲食店だけに限らず、
たばこ屋さんやケーキ屋さん、
オリーブオイル屋さんに、酒屋さん、スナックと、
多彩なジャンルのお店が参加していて。

以前から気になっていた
知的障がい者小規模通所授産施設
「ワークセンターとよなか」が運営する
『まちかどギャラリー あつまれ!ピース』も参加していました!!

ミュージシャンが流し演奏をする『音街ろまん』は、
参加ミュージシャンが、なんかわからへんけど、
シュールな感じで、やたら気になりました。
いい意味で、脱力系のゆるさが!!



商店街では『寄席』もやっていて。
『ちんどんやさん』がまちなかで、『服部バル』を宣伝・・・と、
なんか、ごっちゃりしていましたね。



「なんやろ、なにがあるんやろう」みたいな、
「ばあ――ー!!」という表情のピエロが仕込まれている
びっくり箱みたいなバルでした。

『服部バル』には、
“昼の顔”と“夜の顔”の2面性があって。
1ドリンク+付出し+カラオケ1曲の
カラオケ喫茶っぽいラウンジには行けず。
「+笑顔」のバーにも!!

わあー夜はどんな感じなんでしょうか~


♪♪♪♪♪

『服部バル』。
印象に残ったことを、いくつかピックアップ。

♪♪♪♪♪

<ピックアップ!! その1>

知的障がい者小規模通所授産施設
「ワークセンターとよなか」(社会福祉法人豊中きらら福祉会)が運営する
『まちかどギャラリー あつまれ!ピース』。


春に神戸のアースディにて知って以来、
実際の店舗に行ってみたいなあと思っていたのです。
『服部バル』に参加されていたので、行ってきました!!

多彩な絵柄の、陶器のお皿やコップ、陶器のブローチに、
ポチ袋、一筆箋、メモ帳、Tシャツなどなど。
「わあー、ええわー」「かわいいわー」と、
ココロがときめくアイテムが、いろイロと♪


なんといっても、素敵なのが!!
購入時に入れてくれる袋です。
この紙袋、見てください。
両端に、丸穴を開けて、毛糸でつなげて・・・素敵!!
絵柄も、一枚一枚、微妙に違うんですよ!!
一枚一枚、手作りされるからこそですね。



なんか、こういうのがいいですね。
人の思いがこもっていると感じられるもの。
「わあーこれ、手作りしはったんやろうなあ」と思うたび、
その手作りしてくれた人の息遣いを感じるようで。
とても、とても、いとおしいのです。

『まちかどギャラリー あつまれ!ピース』について
http://toyonaka-job.jp/ippin_detail.php?id=441



♪♪♪♪♪


<ピックアップ!! その2>

どどどどどーーーと轟音をあげて、
頭上を飛行機が通り過ぎていきました。






近くに小学校があったので、
一緒にいた職場の方に「授業中とか、大変ですよね」と話したら、
「子どもは恐がるからね。沖縄とかだったら、もっと大変だと思う」と。

その言葉が響いてきました。

わたしの頭上を飛んで行くのは、
旅行者が乗る飛行機です。
でも、沖縄など基地が身近にある地域の方々の
頭上を飛んで行くのは、戦闘機かもしれないのですよね。



♪♪♪♪♪


<ピックアップ!! その3>

「服部バル」のリーフレット。
フォントなどにこだわりが見えますが、
たぶん、デザイン的にはダサイ気がしています。
が、「ダサイ」とは思わなくって。
むしろ、わたしは好きです。



デザイン的に、
キレイなだけのもの、
カタチが整っているだけのものとか、
いろいろありますが。

大事なのは、そこじゃないと思っています。
どれだけ、思いがこもっているか。
そこがきちんとあれば、伝わってきます。

このリーフレットを見ていて、
めちゃめちゃ「まちを盛り上げていこうぜ!!」という意気込みを感じるし。
出展店舗を見ていても、伝わってくるし。

思いがあってこその、デザイン。
やっていることと、デザインが、
ぴったり合っているのだと思います。
そのフィット感がいいんです。

2012年10月20日土曜日

「伊丹オトラクな一日」サポーターな一日


“ふだん使い”の音楽プロジェクト『伊丹オトラクな一日』。
バル開催中の伊丹のあちらこちらで、
路上ライブや流し演奏などが。
2005年から続く、イベントです。

音楽を聴くひととき。
隣の人とこころを通わせたり。
まわりにいる人たちと一体感を感じたり。
ここにいない人へ思いを馳せたり。
まちを愛するきっかけになったり。
世界にも目を向けたり・・・などなど。
いとおしい、じかんを。

前回はバル参加者として体感し、
今回はサポーターとして初参加。

『伊丹オトラクな一日』、
そして『鳴く虫と郷町』でも感じたのですが、
そのイベントに訪れた人は、
ただ受け身の“参加者”ではなく、
誰もが“当事者”になってしまうような空気感。
自然と、その“わっか”の中に加わっている、
そんな感じがあります。

当日まで、当日については、
「伊丹オトラク」ブログのレポートをどうぞ!!
http://itami-otoraku.blogspot.jp/2012/11/7.html


ここでは、ほとんど箇条書き的に、
個人的なふりかえりを♪

★レポート隊として、あちらこちら出没するので、
自転車に取り付ける看板を手づくり。


たくさんの人たちが、
わいわい、がやがや、たのしそうで、しあわせな雰囲気。
5歳児が描いた絵をはりつけました。
この絵のような雰囲気になりますように♪と願いを込めて。

レポーターたすきも、作りました!!



★行灯社さんと「にいおかといなかおか」さんが、
自然な流れのなかで、セッション。
聴き惚れてしまいました。
癒される!こんなふうに、まちなかに音楽が溢れています。



★オトラクバスに乗りました。
ゆらゆら、揺られて、ミュージックボックス♪
ここちよい、20分間。



★音楽を中心に、そこに集う人たち。
ともにその空気感をわかちあったり、
それぞれがそれぞれのことに思いを馳せたり。
ここちよさそうに音楽を聴く人たちがいる風景、
なんだかいとおしいです。
ふんわり、しあわせな気持ちになります。



★ゆるゆると、あたたかなアカリに灯されて。
夜の『伊丹オトラクな一日』。
クロスロードカフェ前の広場は、
木々があって、いい風景でした!!


音をまんなかに、人がつながる。
何かを“ともにする”ことによって、生まれる一体感。
その場にいる人が、みんな知り合いになってしまうような。
そんなフシギで、おもしろい出来事です。


★最後に、行灯社のおふたりと、
サポーターのなっつさんと一緒に♪
小さなハープと、フルートで音を奏でます。
そこに、草原が広がるような、そんな心地よい音色。


「伊丹オトラクな一日」、イベントが終わっていても、
そこで出会った人たちとはつながっていて、続いていて。
サポーターとして参加したからこそ!!
いとおしい、つながりです。

2012年10月16日火曜日

水都大阪フェス2012

水都大阪フェス2012の風景。

ひる


芝生にごろんと座って水辺を眺めたり。
水辺の心地よい風を感じながら語り合ったり。
川を行き交う船に手を振ったり。
アート作品に親しんだり。
子どもたちと一緒に図画工作に取り組んだり。
なんかよさげ~な雑貨を手にしてみたり。

水辺を中心に、人と人が集う。
その、ゆるゆるとした雰囲気が、なんか好きなんだ。





よる


夜、ほのかなあかりに照らされて。
水辺はゆらゆら、ここちよく。
芝生にごろんと座ってふたりで語り明かしたり。
こけしの花子の声はゆらゆらとこだまして。
キャンドルのゆらめきにほのぼのして。
ラバー・ダックはやっぱり夜だ。あの、ぼうっとあわい感じが格別にあいらしい。 

水辺を中心に、人と人が集う。
ゆるゆるとした雰囲気に包まれて。
やさしい音を奏でるような、つながりが紡がれる。






よだん そのいち


レトロ建築・中之島図書館内に、大きくて繊細な切り絵。
光と影の物語が紡がれています。

【おおさかカンヴァス】谷澤紗和子さんの作品『ミンハメグリ』(~10/27)。
http://osaka-canvas.jp/project/sakuhin6

むかしから語り継がれる物語は、人や空間、時代を駆け抜けて。
もともとは、同じ一つの物語がはじまりでも、
少しずつ、少しずつ、紡ぐメッセージを変化させて。
同じ物語でも、その物語を読み解く、人が違えば、変わるように。

一人ひとりの物語がある、無数の物語が広がる、そのフシギ。

むくむく、ぐるぐる、ゆらゆらと。
なんともいえない時間を、ここで過ごしました。


よだん そのに


江之子島文化芸術創造センター『Be Creative Festival 2012』へ。
大阪のミックスジュースみたいな感じになっています。
http://www.enokojima-art.jp/go/event/exhibition/index.html

一歩入ればすぐ!! ニシハラ★ノリオ「カブリモノ・ギャラリー」。
ワンダふるなカタチやイロのカブリモノがいっぱい。
「わあー、あれにする」
「これ、たまごちゃんみたいでかわいいね」
「これもかぶれるん?」などなど、
ワイワイがやがや。
カブリモノを通じて、盛り上がるコミュニケーション。
http://www.norionishihara.com/


さいごに


水都大阪フェス2012のパンフレットやリーフレット、フライヤー。
素敵です!! 気になります!!
いろんなプログラムがありすぎて、ありすぎて!!
詳細には読み込んでいないんですが、
なんか伝わってくる空気感があるんですよね。
その、わくわくする感じが、たまらなくって。

水辺、そこを中心に、地道な活動をされてこられた方々、
その方々と出会える場所になっていたらいいなあと思います。

イベントはぱっと華やかに打ち上げられる花火のようですが、
それは日常の延長線上にあるもので。
その一瞬だけでなく、
地道に、地道に、活動しておられる方々がいてこそです。

そういうのが、感じられるといいなあ。

このイベントをきっかけに、
“わ”が広がって、つながって、つづいていったらいいなあと願います。

2012年10月13日土曜日

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012


六甲山をおさんぽしながら、現代アートを楽しむ展覧会
『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012』(~11/25)へ。
http://www.rokkosan.com/rokkomeetsart2012/

六甲山のあんなところや、こんなところに、現代アートが!!

しぜんのなかでダイナミックに!!
時には「え、あれがアート?」というくらいさりげなく。

しぜんとふれあいながら、異空間も旅しているような。

アートが、しぜんと、わたしを、つないでくれました。
しぜんとふれあう、現代アートに接する、ひとつのきっかけに。


「六甲ケーブル山上駅」は乙女チックに♪


木キューブの川が出現!!


「うふふ、わたしのネックレス、素敵でしょ」
鹿夫人の首もとはとてもギラギラしていました。


「いえーい!!」テンション高めな坊やは
今日も元気です。


謎の生命体を発見!!


どうやら、ここは、人間の巣のようです。
なんてシュール!!


オルゴール館には、幽霊が棲みついていました。


これは、ちいさな、ちいさな、街灯です。
さあ、ちいさく、ちいさくなった自分を想像してみましょう。
とってもワンダふる!!



2012年10月8日月曜日

しぜんとふれあう


ファンキーなくも、さりげないトンボ、
片隅で可憐に咲く小花、ちっちゃい栗、
キンモクセイの香り、土のにおい、緑のにおい、
川が流れる音、風が吹く音、
虫は鳴き、小鳥は歌う・・・

しぜんのなかにいると、子どもの頃の自分とつながります。

原風景。
高知のしぜんのなかで体験したイロとりドリの世界観。
巨大なくも、にょろにょろへびにびっくりしたり。
栗を拾ったり、たけのこを掘ったり。
四万十川上流で泳いだり。
はじめて見た天の川は、今でも忘れられません。

そんな体験があるからこそ。
しぜんとふれあうこと、そのダイナミックさ、素晴らしさを、
イキイキと伝えられる大人でありたいと思います。
そのために、しぜんを大切にできる人でありたい。


ファンキーなくも。模様のフシギ。


キレイです。生きれば、生きるほどに、キレイになっていくのだと感じました


ちっちゃい栗。あいらしい。でもイガイガは立派です。


可憐です。片隅に咲いていました。私もこうなりたいです。


キンモクセイ。大好きです。


ちいさい、でも、その美しさは素晴らしい。


おーい、トンボさーん。


なんかしゃべりだしそうですね。