2016年10月24日月曜日

年に一度のお楽しみ!『ビアデン』


今もなお、手からかすかに、焼き芋のにおいがします。


昨日は「ビールを田(デン)んぼで!」の『ビアデン』へ。編集者・ライターである福田愛さんが主催する大宴会です。さんまや枝豆、栗など旬のうまいもんを七輪で焼きながら、簡易かまど&羽釜で炊いたごはんやもみ殻焼き芋というイベントも挟みつつ、ビールや日本酒を味わう。目の前には、田んぼや山々、空が広がっていて、眺めている風景がそのまま、こころのなかに広がっていくようでした。



今年でなんと7年目!私は娘と一緒に5回ほど参加しています。もう、まるで年に一度の親戚の集まりのような親しみ感。娘はここで会えるおねえちゃんたちと遊ぶのを楽しみにしています。田んぼを駆け回ったり、お手伝いをしたり、近所の駄菓子屋さんに行ったり、福田さんのお父さんに柿とりに連れて行ってもらったり!

福田さんは『四季の企画室 野の』室長として、大阪最北のまち“能勢”を拠点に、季節のうつろう魅力を伝えています。
◎四季の企画室 野の http://nononose.petit.cc/

福田さんが携わっている中ノ畑窯の作陶展『さとうつわ』が10月30日(日)まで、能勢町にあるカフェギャラリー『里づと』で開催中です。
http://nononose.petit.cc/banana/2620016


2016年10月9日日曜日

100年。


取材で訪れたヤマロク醤油(小豆島)で、醤油づくりをされている方に「蔵も木桶も100年以上前のもの」とお話をうかがって。その歳月の深さとともに、“今”という同じ時代に100歳以上の方も生きておられるから、そう遠くはない昔なんだということにはっとしました。

◎その時の記事
”おそと”で過ごすライフスタイルWebマガジン『OSOTO』
特集/旅が、じぶんに効く!! ハプニングあり、ミラクルあり。小豆島・坂手の旅日記
http://osoto.jp/takeme/trip02/

そんなことを思い出した2016年10月8日の今日、尼崎市の「100周年記念日」です。http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/sogo_annai/29836/

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尼崎市の「100周年記念日」のその日・・・まちの未来を遊びながら考えるカードゲーム『AMAGASAKI TO THE FUTURE(ATTF)』を『尼崎 FUTURE GAME CENTER』で。

価値観も、性格も、関心も、年齢も、これまでの人生も、経験も、職業も、立場も、尼崎との関わりも・・・さまざまな人たちが集まって「尼崎の今、未来」について、カードゲームで遊びながら考えるというわくわくするイベントです(全体的にゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズっぽい感じが、ちょうどドラクエ世代の私にはたまらなかったという。「ああ、宿屋に泊った時の音や」とか)。

カードゲームの構成は3つ。

①リソースゲーム/「尼崎の困り事」カードと「尼崎にある資源」カードがあります。偶然引いたカードの中から「尼崎の困り事」を「尼崎にある資源」でどう解決できるかを考えます(自分の「好きなこと、得意なこと、できること」も資源として、カードの束に混ぜるというのもおもしろい)。



②フューチャーゲーム/「2045年にはこうなっている」という30年後の予測が書かれているカードを5枚引いて、みんなで未来の日常を想像します。どんな問題が起こり、どんなことが必要とされ、そんな世の中だからこそ、どんな商品がヒットするのかを考えます。

③マグネットゲーム/「自分がやってみたいこと」を書いて、仲間探しの旅へ。似たようなことを考えている人を見つけてつながります。それが日常につながって、続いていくというトキメキ感!

何もないところから、突然「尼崎について」「未来について」考えること、想いや意見を話すなんて難しいものです。「引いたカードのなかから考えてみる、話してみる」ということをします。

みんながそれぞれ、得意分野からではなくて、「引いたカード」という偶然性のなかから考えて話し合うので、フェアな状態から始めることができます。

「日頃は、尼崎、その未来について考えたことなんてない!」という人も「考えなきゃ」と気負わず、カードゲームですから、引いたカードを見て、思いついたことでもOK。そのひらめきも、おもしろい。
「引いたカード=偶然性」というところで、自分が「知っている!」「関心がある!」ところに偏らず、それを越えてみるきっかけにもなります。

カードゲームで気軽に、子どもから大人まで、さまざまな人たちがフェアに、楽しみながら、考えてみることができる。それが実際に、これからの市の計画につながっていくかもしれないという!「こんなにおもしろい取組み、尼崎だけだなあ」と、ニヤッとしてしまいました。