2021年12月19日日曜日

絵を通して、旅を

記録とパンフレットなどの制作で、1回目から関わらせていただいている展覧会「about me」。 5回目の今年は「about me 5~“わたし”を知って~全身全霊 Body and Soul」として、2021年12月20日(月)15:00まで、大阪・南船場にある「Imagine&Design」で開催中です。

その実行委員会メンバーとして関わっておられる大澤辰男さん。美術作家であり、アトリエライプハウス・美術教室ライプハウスの代表でもあります。

大澤さんが朝日新聞に今年5月に取材を受けた記事が、朝日新聞デジタルより閲覧することができます。大澤さんのこれまでの経緯、想い、考え、信念、情熱などが、ぎゅっと凝縮された内容です。

「大阪 知的障がい者らに絵を教え10年 東大阪」(朝日新聞)https://www.asahi.com/articles/ASP5Z72WXP5SPLZU002.html

大澤さんが代表を務めるアトリエライプハウスと美術教室ライプハウスの作家による「めやなぎ展」(今日12月19日16:00まで、茶臼山画廊)に行ってきました。同展は、風景画や人物画といった具象絵画の展覧会になっています。

道を歩いていて、公園を散歩していて、舞台を観ていて…心が動く風景というのがあって。そんな心が動いた、今もなお、心に残る場面…自分のその時の感情をも包み込んだ場面を、こうして幾日もかけて表現するって、なんてすごいことなんだろうと思いました。

あの時、同じ空を見上げていたかもしれないなあ。池に映る世界はまた別の世界かもしれない。これに似た景色、私も見たことがある。子どもの頃、こんなことを思っていたように思う。どうして、あの場面で心が動いたんだろう、人それぞれの何があるよなあ。

などなど、季節も、時代も、場所も、行き来しながら、楽しい絵旅になりました。

2021年7月31日土曜日

今年も、また


もう、昨日のことになりますが。今年もこの日を迎えることができました。「無事にこの日を迎えられてよかった。嬉しいなあ、ありがたいなあ」と毎年思います。でも、今年はそうではない状況にいるだろう方々のことも頭を過った、そんな日でした。


2021年7月21日水曜日

「自分の視点」と「他人の視点」

 「モアいずみ」(和泉市男女共同参画センター)での2回連続講座が、無事に終わりました。

編集部での学生アルバイト時代も含めると、約20年近くライターを続けてきたとはいえ、まだまだ反省することばかりで自信が持てず。さらには、人前で話したり、その場で会話したり雑談したりということがとても苦手なので、大丈夫かなと思いながら・・・ドキドキで迎えた2日間。

「ここまで台本に書く!?」と自分でもつっこみたくなるくらい、細かくセリフを書いた台本を作成し、何度も何度も読み込み・・・想像の中では、漫画『ガラスの仮面』の主人公・北島マヤ(憑依型の演技派女優)になって、ガラスの仮面を被り、もう1人の自分を演じるような気持ちでした。

「フリーペーパーづくり体験」と「インタビュー(取材)体験」、以前も伊丹市で講座をさせていただいたことがありますが、今回改めて

「フリーペーパーづくり体験」=「自分の視点」を再確認 
「インタビュー(取材)体験」=「他人の視点」を引き出す

「自分の視点」を大切にできると、「他人の視点」も大切にできるようになったり、違いをおもしろがったりできるようにもなるんだろうなあ・・・など、いろいろ考えました。

フリーペーパーづくりも、インタビューも、特別なものではなく、どちらもコミュニケーションツールの一つ。ご参加くださった方々の日常の中で、少しでも何か、お役に立てていたら嬉しいなあと思います。

写真は「モアいずみ」の方につくっていただいた講座チラシです。http://izumicityplaza.or.jp/facility/moreizumi/

伊丹市での講座の後に、「同じでも、似ていても、どこが違っているのか・・・その違いも楽しみたいなあ」といったことを書き綴ったフリーペーパー「えんを描く」20通目。3年前に書き綴ったものになります。http://freepaperloopdrawing.blogspot.com/2019/04/20.html