2017年4月4日火曜日

「山笑ふ」な季節がすぐそこまで


「山笑ふ」とは春の季語。生命の息吹が芽生える春の山のことを、「まるで山が笑っているようだ」と捉えた言葉です。

やさしいミドリ色の木の葉、そしてほんわかピンク色の桜・・・今日気がついたのですが、花は咲いていなくとも、「まもなく咲くよ~」という瞬間の、蕾から少し花びらが見えた状態の桜も、なんとも素敵。咲く前の力強さを帯びながらも、ぱあぁっと明るい、まるで蕾にひかりが当たっているような。

写真はカエデ(確か・・・)。こちらは新芽や小枝が赤みを帯びていて、「山笑ふ」に彩りを添える色だなあと思いました。


みなさんは、どんな春を見つけましたか?


2017年4月1日土曜日

25年前の今日


母が生きていれば、66歳のお誕生日。25年前の今日、私はちょうど娘と同じ年齢でした。スカーフと何かをプレゼントに用意しましたが、結局は封を開けぬままだったと記憶しています。

1年、また1年と、少しずつ、思い出すことがあるし。「もしかしたら、こうだったのでは?」「こうだったのだろう」と思いを馳せられることも増えてきたような。岸本景子さんが監督した映画『ある夏の送り火』(海で娘を失った母親と家族の喪失と再生を描いた物語)を観ながら、ぐるぐると考えました。

◎映画『ある夏の送り火』
https://www.facebook.com/arunatsuokuribi/

帰りに、春色のタルトを買って。お誕生日ケーキです。