2015年9月30日水曜日

おばあちゃんになっても


ライターとしてWEB制作に携わることがあったので、チームで制作するうえで、WEB制作についての知識があったほうがいいと思って、職業訓練校でWEBデザイン・コーディングを学び。取材を通してさまざまな人に“話を聞く”というところで、カウンセリングにも関心を持ち、キャリアカウンセリングを学び。この数年は“編集・ライター経験を活かして、いろイロ”ということで、その時々のご縁のなかでやりたいこと・できることをさせていただいてきましたが、来年春よりライターとして得意分野を持てるように動いていきたいと思っています。今はその移行期間。

幅広く、さまざまな取材を経験させてもらう今もとてもやりがいがあり、学びの日々なのですが、10年・20年先も追い続けられるテーマを見つけたいなあと思うようになりました。この秋から専門誌などにもお声がけいただいたので、その関係本を読んだり体験談を聞きに行ったり、学べることが嬉しいです。


ホームページの「おしごとなど」ページをぷちリニューアルしました。


2015年9月29日火曜日

本をひらけば


文章を書く仕事をしているので、「本が好きなの?」「本をよく読んでいるの?」とよく聞かれますが、子どもの頃から本を読むのはあまり好きではなくて、外でカラダを動かして遊んでいるほうが好きです。今でも本はあまり読みません。

でも、やっぱり本っていいなあと思うのは、日常のなかで、さまざまな出来事や人に思いを馳せるきっかけになるからです。


引き続き『老いてさまよう 認知症の人はいま』(毎日新聞特別報道グループ編著)を読んでいます。父親が軽い認知症と診断された翌日、一人で出かけてしまい、行方不明に・・・その帰りを待つ姉妹。町で家族とはぐれてしまい、それ以来、仮名で生きる認知症のおじいさん。2年ぶりに再会できた家族もいます。

こうしている今も・・・と思うと、胸が詰まりました。


今日


自転車でスーパーへ向かう途中、道路に添えられた花束に目が行きます。ここで交通事故があったんかな、亡くなったんかな、ご家族は・・・その関係者は・・・と思います。人それぞれ、さまざまなものを抱えての、今日という一日。

2015年9月22日火曜日

願い


どんな状況にあったとしても。
一呼吸おいて、そこから。
それぞれの希望を見出だせますように。


2015年9月19日土曜日

尼いも掘り!

娘の口からひもが・・・これは、近所の駄菓子屋さんで購入したひもあめです。
最近、これにはまっています。

尼いもとは、かつて尼崎市南部地域で栽培されていたサツマイモです。まちの特産品でした。自然災害の影響で約65年前に絶滅。尼いもクラブの方々が尽力の末、尼いもが復活しました。詳細はこちらをご覧ください→尼いものすべて

今日掘った尼いもは、10月25日(日)に開催される『尼芋奉納祭』で、焼き芋や芋ごはん、創作和菓子などに姿を変えて登場します。


おすそわけでいただいた尼いも。お隣さんにおすそわけ。お隣さんにとっては懐かしい味かもしれません!!


今日という一日も


子宮頸がんワクチン接種による健康被害。2011年の接種後から、痛み・ふらつき・突然倒れる・記憶が抜け落ちるなどの症状に苦しんでいる10代の女性がいます。ワクチン接種がきっかけでそのような症状が出るようになったのですが、厚生労働省の専門家検討会は“接種時の痛みや不安が原因の「心身の反応」”という見解。病院を受診しても、医師から「演技でしょ」「精神的なもの」と突き放されるという記事を読みました。

毎日さまざまなニュースをみます。そこには必ず、加害・被害・犠牲など関わっている方がいます。そのまわりには、家族や友人、知人がいます。こうしてニュースにはならなくても、毎日さまざまなことがあります。続いています。

一人ひとり、さまざまなものを抱えての今日という一日。思います、考えます。

2015年9月18日金曜日

中和するために


『老いてさまよう 認知症の人はいま』(毎日新聞特別報道グループ編著)を読んでいます。認知症の介護現場のルポルタージュです。


介護報酬目当てに民間集合住宅で高齢者を囲い込んで、適切なサービスを実施していない業者がいます。利用者は部屋に閉じ込められたまま、心身ともに弱り・・・介護ヘルパーはあまりにも過酷な労働を強いられています。そんな場所であっても、利用せざるを得ない現実があります。そこがなくなってしまうと、困る人もいます。だから、行政も見て見ぬふりをしています。

「なんて、ひどい」と思いますが・・・「なんて、ひどい」と思う私って一体なんなんだって思いました。このままでいいはずがない、こうなったらいいのにとは思います。きっと、そう思う人は他にもたくさんいると思いますが、そうはならない、できない現実があるから、今こうなっています。だから、「なんて、ひどい」と思うだけの立場は楽であり、無責任じゃないかと、ふと思ったのです。

もちろん、このままでいいとは思いません。“知らない”から“少し知った”状態になったので、考え続けます。


シングルマザーであること


私は25歳で未婚のシングルマザーになって、気づけば8年。つらいこと、大変なこと、不安なことはいろいろありますが、それでも、この8年がそれ以前の人生よりも「生きているという感じがする!」「いい!」と思っています。

今回は取材でシングルマザーのおふたりにお話をうかがいました。「よっし!また、ここから」とパワーをもらいました。私も頑張ろう!


“女性の働き方・キャリア”がテーマの東洋経済オンライン内『WORK AGAIN』において、取材・原稿を担当させていただきました。

【東洋経済オンライン内『WORK AGAIN』記事】
シングルマザーには「起業家」という道がある
「不安」は新しい挑戦への強力な原動力だ



現在、関西で活躍する2人の女性起業家も、元は専業主婦だった。離婚によって働かざるをえない状況になり、スタートは何もないところからの仕事探しだ。そこから起業に至るまでの原動力とは何だったのか。

コワーキングスペース『オオサカンスペース』の大崎弘子さんと、子どもを中心とした多世代交流拠点『団欒長屋』の渕上桃子さんにお話をうかがいました。

2015年9月13日日曜日

書き綴りたくなるとき


まいにちのなかでみつける、いろいろな点と点。こころのみずうみに沈んでいて、ある瞬間、点と点がつながって、えんを描くことがあります。そんな時、『えんを描く』を書き綴りたくなるのです。


17通目を書き綴りました。今日は娘が絵を描いてくれました。まもなく、出来上がります。


ともだちにお手紙を書くようなフリーペーパー
『えんを描く』


続く、日常も


電車で、おじいさんと、男子高校生ふたり。携帯ゲームに夢中なふたりの隣で、かたい表情だったおじいさん。隣をちらちらっと見るうち、携帯ゲームがおもしろくなったようで、ニマっと笑いながら、夢中でのぞき込んでいました。それを見て、私はなんだか、嬉しくて。

そんな続く、日常も、抱きながら。



2015年9月9日水曜日

ドキュメンタリー映画『みんなの学校』


“「自分とは違う隣人」が抱える問題を一人ひとり思いやる”、そんな一文が響いてきました。日本人、外国人とか、子ども、大人とか、障がいがある、ないとか。この世界にはいろんなカテゴリーのようなものがありますが、自分という個から一人ひとりを捉える時は、誰もが“自分とは違う人”なんだと、それだけなんだと思いました。誰かとか、社会とか、他にとかに基準があるのではなくて、あくまで“自分”基準で。自分とは違うから、その違いを思いやる。


ドキュメンタリー映画『みんなの学校』を観ました。舞台は大阪市住吉区にある大阪市立大空小学校。児童、教職員、保護者、地域の人たちが一緒になって、すべての子どもにとって居場所がある学校づくりをしています。ここでは、特別支援教育の対象となる発達障がいがある子も、自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、みんなが一緒に同じ教室で学んでいます。その日常を1年間追い続けたドキュメンタリー映画です。

いろいろな気づきや疑問、感動などが心の中に沈んでいき、点と点になっていて、まだ言葉にならないのですが。これから、ふとした瞬間にくるくる考えて、点と点をつなげて、言葉にしていきたいと思います。


2015年9月7日月曜日

私の心が変わると、相手も変わる


友人のお母さんが立ち上げた認知症情報フリーペーパー『Almama(あるまま)』。認知症治療の最前線や海外の取り組み、介護体験談、介護の現場紹介、認知症予防になるかもしれない食材&レシピなど、さまざまな角度から認知症について知る・考えるきっかけを提供しています(NPO法人MVCメディカルベンチャー会議の医師が内容を監修)。

認知症の父親との経験から創刊を決意。「認知症を取り囲む状況をもっと知ろう。日本だけでなく世界の知恵も知って生かそう。ともに知恵を出し合える仕組みをつくろう。今、世界が治療法、薬の開発に取り組んでいる。その希望も、届けたい。高齢者が病を抱えるのは、珍しくない。健康でなくても、長寿を喜べる生き方はきっと見つかるはず」(クラウドファンディングページより一部抜粋)。
https://www.makuake.com/project/almama/

iPS細胞がこういうふうに役立っているのだという認知症治療の最前線の話も「なるほど!」という感じだったのですが、私が印象に残ったのは介護体験談「介護で出会えた新しい愛」。認知症の母親の介護で自律神経失調症を発症し、母親との関係性も悪化していましたが、その後『情動療法』という認知症治療法と出会うことによって、母親との関係性が変わってくるというお話です。それまでは、あまりにも辛い介護に「寝たきりになっておとなしくなってくれれば」「早くいなくなれば」という思いがどこかしらあったといいます。その思いは、ストレートに表わさなくても、伝わってしまうもの。母親も不安と孤独から「どうせ、私が早く死ねばいいと思っているのだろう」と感じていたから、攻撃的な態度として表れていたのではないかと、その方は振り返ります。“私の心が変わると、相手も変わる”、この方の体験を通してのメッセージは響いてきました。

数十部お預かりしていますので、「読んでみたい」と思われる方いらっしゃいましたら、お渡しします。また置いていただける場所も探しています。

◎認知症情報誌『Almama』フェイスブックページ
https://www.facebook.com/pages/ATTS-LLC/741471489296416


2015年9月6日日曜日

自転車でぴゅーっとという距離間で


仕事では他市に関わることが多いので、「地元・尼崎でも何かできたら・・・」という思いから、今年1年ボランティアで子育て情報誌『ビギナス』づくりに携わっています。その最新号が出来上がりました。本紹介ページの構成・取材・流し込み等を担当しています。『~「忍たま」きっかけで、もっと尼崎~地名巡りで、まちを知ろう!親しもう!』ということで、図書館や市役所、神社に取材へ。取材きっかけで、影の尼崎観光特使にもなったので、他市の友だちを誘って尼崎を巡りたい気分です。