2017年8月8日火曜日

『みんなのサマーセミナー in Amagasaki』2017年!


尼崎市立双星高等学校というホンモノの学校を舞台に、朝礼から始まり、ラジオ体操、授業、休憩、学食、お昼の放送、掃除してから下校する。セーラー服風Tシャツ、学生カバン風トートバッグ、校章バッジ・・・と学生アイテムもばっちり。『キテレツ大百科』勉三さん似の風紀委員長はいたし、ハトさんもいたし、なんと学校創始者像まで! 写真は「銅像目線」の学校創始者像。


2日間に渡って、赤ちゃんから小学生、中学生、高校生、大人まで、なんと5000人以上が参加。“本気の学校ごっこ”、無事終了いたしました。

生徒、センセイ、当日ボランティア、クラウドファンディング、スポンサー、チャリティーショップ、ポスティング祭り、日常の中での応援・・・など、さまざまなカタチでご支援・ご協力くださったみなさま、ありがとうございました!


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私は今年、実行委員として、センセイとして、参加しました。「学校ごっこ=学校=青春=ラブロマンス=ラブレター」発想から、「今こそ、告白!ラブレター大作戦」という授業を実施。


3歳の男の子がワンちゃんの便せんを選んで“やさしいおばあちゃん”に向けて初めてのお手紙を。両想い(?)の女の子に向けて男の子が本気のラブレターを・・・裏面にはにっこり笑顔のふたりの絵まで♪その子のお姉ちゃんはお誕生日のお母さんに向けて&「自分宛のお手紙もいいかもしれない」とも。ケンカ中の夫さんに向けて。奥さまに向けて。お仲間に向けて。「書こうと思えば、書けるものですね」と何枚にも渡って書き綴っておられる方も。


そのラブレターが、それぞれの日常の中で、どのようにつながっていくのだろうと想像するだけで、胸きゅんでした。


それぞれのお手紙タイムに入る前に、私が思うお手紙を書く時に大切だと思うことを話しました。ポイントのひとつとして挙げたのは「具体的に書くこと」。

お手紙の相手を決めたら、「その相手に何を伝えたいのか」「どうして、その気持ちを伝えたいのか」「どうして、その気持ちを持つようになったのか」「どうして・・・」と自問自答しながら掘り下げていくということ。それによって、相手に響くメッセージになると。

それはライターとして取材する中でも大切にしていることです。たとえば、取材相手に「いつも大切にしていることは?」を尋ねた時、その答えに対して更に「どうして、そう思ったのか」「何がきっかけだったのか」「もともと、素地があったのか」・・・などいくつもの質問を投げかけて、その人ならではのメッセージを引き出していきます。

すると、時には「ああ、私、こんなことを思っていたんだ!」と取材相手がびっくりするようなメッセージにたどり着くこともあります。そこまで引き出すからこそ、読み手にも伝わるメッセージになるんです。


サマセミでセンセイをやったことで、お手紙で「わたし(自分)」と「あなた(他者)」とmeet!『おてがみぃと』の原点を思い出しました。

◎おてがみぃと
https://www.facebook.com/otegameet/

自分が日常の中で感じたり思ったり考えたり気づいたりしたことを話してみることって大切ですね!

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小学4年生の娘もセンセイにチャレンジ。小学校の理科でトチノキとオニグルミについて調べたことから火が付いて、「小学生が見つけた公園で季節を楽しむ方法」という授業をしました。

日常の中で、花の香りをかいだり、「何の木か?」を考えたり、だんごむしなど虫と触れ合ったり。春夏秋冬とそれぞれの季節を楽しんだり。上坂部西公園の温室のこと、尼崎の森中央緑地の森づくりのこと・・・など。娘、緊張してしまい、台本棒読み&早口で10分くらいで話終わってしまいましたが!



その後は「みなさんはどんなお花や葉っぱがあるといいと思いますか?」から「こんなお花や葉っぱがあったらいいなあ」という空想を描いてもらいました。その理由は「この町に、こんなお花、葉っぱがあったら、みんながしあわせになれるのかと思ったから」とのこと。

授業を終えての感想を聞いてみると・・・「最初はドキドキしたけど、どんどん慣れてきて、おもしろくなってきた」そうです。


写真は授業を応援に来てくれた友だち。とても心強かったようです。学校や近所の友だちではなく、この1年ほどの間に「サマセミ」「尼ノ物書キ組」「あままままるしぇ」とあまコミュニティで親子で出会ったつながりです。

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学び、つながりは、日常の中へ。続きます。