2013年10月25日金曜日

【6歳児手づくり絵本】ハートちゃんのなつやすみ




ハートちゃんのおたんじょうびパーティ。
みんなでわいわい!




よる、みんなといっしょにねました。




つぎのひ。
ハートちゃんたちはリボンやさんへ。




めいろへもいきました。




くじびきやさんへいったら、
こんなにかわいい、おにんぎょうちゃんがでてきました。




それからプールへ。
なつはやっぱりあついねえと思いました。




娘の描く絵には
“ハートちゃん”というハートのかたちをした妖精と、
“はあとちゃん”という女の子がよく出てきます。

この絵本に出てくるのは、
妖精の“ハートちゃん”です。

娘に「ハートちゃんって?」と聞いてみたら、
「ハートって、かわいいと思って♪」。
ハートやピンク、かわいいものが好きな6歳児です。

あなたが好きなものは何ですか?
どうして好きなんですか?

好きなもの、それ自体にも、もちろん魅力がありますが、
それを好きになった時の気持ちだったり、
状況だったり、価値観だったりも、
その“好きな気持ち”に含まれているんだと思います。

それを紐解いていくと、おもしろいんです。

自分がどんなメガネをかけて、
世界を捉えているのか…それが見えてきます。

2013年10月23日水曜日

【6歳児手づくり絵本】いま


同じ“今”を生きていても、人によって、
世界の捉え方はまったく異なります。

同じ“風景”を見ていても、何を思うかは人それぞれ。
人の数だけ、今はあるし、世界もあるし、景色もあるし…
考え出すと、フシギで。
だから、いとおしい。

「どんな景色が見えますか?」と聞いてみたくなります。
もちろん、しあわせな、たのしい景色ばかりじゃないけれど。
どれだけ、いろんな人と、ともにわかち合い、感じ合えるか。
そうしていくことが、世界を変えるチカラになるのかなあと思います。
少なくとも、自分と、そのわかち合った相手の世界は変わるのだと。

☆★☆

これからご覧いただくのは、娘が保育所で描いてきたものです。
物語は書いていません。
絵からどんな物語を思い浮かべますか?

見る人の数だけ、物語が広がっていく、わくわく感!
































2013年10月15日火曜日

【6歳児手づくり絵本】ぐ~るぐるを見てみれば




ほしぞらがうみにおちてきました。




はあとちゃんがあらわれて




だれかがはあとちゃんをねらっています。




だれかがはあとちゃんにみちをおしえてくれました。
そこへいくと・・・




うちゅうじんとあいました。
うちゅうじんは、なにやら、もそもそ。




うちゅじんをたすけたら・・・




うみに、どーんとはなびがあがりました。




はなびはみずたまになりました。




おわり



<最後に>



たとえば江戸時代とか、むかしを生きていた人は、
夜空を見上げながら、どんなことを思ったのだろうと、
ふと思うことがあります。

空はどこまでも続くから。
畏れもあったと思いますが、
わからない分だけ、
もくもくと、いろんなことを想像したんだろうなあと。

6歳の娘の世界も、それに似ているかもしれないと思いました。
わからないことがいっぱいあるからこそ、
“当たり前”の枠組みを超えて、いろんなことを、もくもくと。
かっぱだって、おばけだって、宇宙人だって、
怖いけど、ウエルカムな世界観を持っています。

私なんて、娘に比べたら、たくさん情報を持っているけれど、
それで満足しちゃって、
「そんなもんだ」と思って、想像することを忘れがちな気がします。

想像力。

どんなことにも、その基本は、そこなのかと。
空を見上げて、いろんなことを、
もくもくと、ふくらませて、ひろげていきたいです。

2013年8月26日月曜日

“えんを描く”、その名前に込めた思い

いろんな縁がつながって、
わっか(円)になって、
そのわっか(円)がさらにつながって、
よりよい未来へつながっていったらいいなあと。
その思いもありますが。

毎日の暮らしのなかで、
感じたり思ったり考えたり、
知ったり出会ったりする、
いろんなこと。

その一つひとつは、
自分のなかにある湖に沈んでいて。
ある瞬間、その湖のなかの、
あれとそれとこれがつながって、
1つのわっかになる瞬間があるなあと思ったのです。

高校生の時に、住んでいるまちの
ごみ減量推進大作戦というグループに参加したことがあって。
その時、ごみを捨てたら、
自分の目の前からはなくなって、
キレイになった気がしているけれど、
処理場に運ばれて、分別していない人がいたら、
それによって怪我をしてしまう人がいて、
燃やされたりして、海に埋め立てられて、
それらによって環境にいろんな影響を与えていて・・・

すべては巡り巡って、
再び自分のところに還ってくる・・・
何事も“わっか”になるのだと感じたのが、
原点にあるのだと思います。

そういうふうに、
いろんなことは、わっかになっていて。
一見、関係なさそうに見えることも、
どこかしら、つながっていて。
それをつなげてみると、世界の見え方も変わって。
すべては自分事になって。

だから、いろんなわっかを想像しながら生きていきたいと。
それを誰かと共有できたらいいなあと思ったのです。

2013年8月15日木曜日

考え続ける、問い続けること

日本では終戦記念日の今日。戦争は終わった出来事ではなくて、こうしている今も、世界のどこかで、紛争や内戦が起きています。この日本でも、戦争を引き起こした人間の何かは、カタチを変えて、いろんなところで、何かを引き起こしているのだと思います。

小学生の頃、思いました。大人は戦争が悲惨であることを語るのに、どうして戦争はなくならないか。みんな知っているはずなのに、なぜなのか。

「戦争は嫌だ」という個人的な思いを持ちながらも、「でも、どうして、なんだろう?」と考え続け、問いかけ続けること。答えは見つからなくても、どうにもならなくても。それが、ともに生きる者として、できることかなあと思いました。日本で暮らす私も、どこかの国の戦争のきっかけになっているのだと思うのです。

今、何が起きているのか。素晴らしいこともたくさんあるけれど、悲惨な現実もある。それを知ろうとすること、知ること。

『世界報道写真展2013』、今日まで大阪で開催中です。今年はまだ行けていないのですが、昨年行って、いろんなことを知り、感じました。
http://www.asahi.com/event/wpph/

2013年8月6日火曜日

今を生きる、私たちが

「その後生きる僕らがどう生きるか、
それが死んでいった人の意義を変えるのだと、
そのこと自体の根本的な本質も変えてしまうということ」

「あのたくさんの日本人が亡くなったあの土地で、
彼らは、遺骨も還ってきません、
ですけど、その土地であのなくなっていかれた方々の思いを受け取り、
命を受け取って、そして今ある歴史の最下流にいる僕らが、
これから世の中のために何ができるのか、
この何ができるのかということで、
これからその人たちの生の意味や死の意味も全部変わっていきます」



「国際医療奉仕団ジャパンハート」代表の吉岡秀人さんが『第1回自由都市・堺 平和貢献賞 授賞式』でお話になられたことの一部です。第二次世界大戦の時に日本人が20万人近く亡くなったミャンマー(旧ビルマ)で医療活動を行なう中で、現地の方々からさまざまな話を聞いて、感じ思い考えたことを話してくださっています。全文は以下URLでご覧いただけます。
https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/jinken/jinken/heiwakokensho/jushoshashokai/jushosha_dai1/jushoshiki/program/shoreishoaisatsu1.html

“わたし”という人間は、今、この時代に、ぽっと生まれて生きているのではなくて。この地球上に生命が誕生した時から、脈々と引き継がれてきた生命があって、今がある。いろんな人々やその思い、出来事などのつながりの中にいる“わたし”を自覚して、思いを感じ取って、それらをどう未来へつないでいくか・・・しっかりと意識して生きていきたいと思います。

吉岡さんは最後にこんなことを話しておられます。
「8月15日になれば必ず全員揃って、慰霊碑のある現地に参っています。そういうことでまず歴史とつながり、日本の歴史を自覚して、そして世界のために何ができるか、日本のために何ができるかを考えていこうよということでいつも話をしています」。

慰霊碑を参る、黙とうするなど、思いを馳せることでつながる時間を持つということは大事だと改めて思いました。

2013年7月30日火曜日

ろくさいの、おねえさん


娘6歳のお誕生日。

過去の写真を振り返ると、
お姉さんになってきたなあとしみじみ。
ひとりっこだけど、
1~6歳までいる保育所では年長さん、
お姉さんなんだもんなあ、と。

子どものお誕生日って、
その子を中心とした家族の記念日だなあと
改めて感じました。

その子が生まれた日、
お母さんになった日、
おじいちゃんになった日、
家族がふたたび生まれ変わった日。
いとおしい一日になりました。

娘のカラフルなまいにちを、
いくつかピックアップします。

☆★☆

お友だちと約束をして、公園で待ち合わせて、遊ぶ。親は付き添わず、お友だちとふたりで・・・ということを経験しました。こうやって、世界を広げて、深めていくんでしょうね。

☆★☆

大きいテーブルも、小さいテーブルも、いすも、洗濯物カゴもすべて。鉄棒の特訓アイテムで。前回りをする時、踏ん張れるように。まるで、跳び箱を跳ぼうとするみたいに、バタバタバタ~しゅたっと、やってきます。

まちを歩けば、まちなかは迷路になり。横断歩道の白い線以外は海に変わったり。イロとりドリの床は、緑色の部分しか、踏んだらダメとか。

5歳の娘にとって世界は、そんな感じに見えているのです。

☆★☆


「ほら、見てみ!むきむき、やろ~」。5歳児の、きんにく自慢。実際は、ぷにぷに、です。5歳児が年始に掲げた目標は「さかあがりができるようになりたい!」。それから半年、さかあがりができるようになりました。まだ“1日1回ミラクル的にできる”という段階ですが、そのうち、体得するんだろうなあと。

毎日、何度も何度も、練習。先生やさかあがりができる友達に「どうしたら、できるん?」と尋ね。「なんで、できるんかなあ?」と考え。「こうなんちゃうん!」とやってみて。そんな努力の、積み重ね。だからこそ、「できた!」瞬間の喜びも、ひとしおで。そばにいる私も、勇気と元気をもらいます。

☆★☆


コマなし自転車に乗れた日。根気強く、頑張っていました。自転車のコントロールはまだまだ。いつも、木がある方へ向かうので、娘いわく「この子(自転車)、木が好きやねん」。

☆★☆

蟻が自分の2倍ほどもある虫の死骸を運んでいるのを見て、「わあ!赤ちゃんに持って行くんかなあ?」と5歳児。「倒したら(踏んだら)あかんで!」「この蟻たちも手伝いに行くんやで!」「私らやったら(虫は)軽いけど、蟻さんたちには重いんやろうなあ」とまじまじと観察。子どもを通して、虫の世界とつながります。

☆★☆


シロツメクサ。2日前、遠足へ行った娘が「プレゼントがあるねん」とくれました。リュックの中でもまれて、くたくたでしたが。それも、また、あいらしく。出かけた先で、かわいい花を見つけて。「お母さんにも」と思ってくれた娘の気持ちが、嬉しいです。

☆★☆


この春から、年長さんになった娘。NHK教育テレビ『すすめ!キッチン戦隊クックルン』に夢中です。そのおかげで、サラダの野菜を洗ったり切ったり和えたり、お米を洗ったり、ゆでたまごをむいたり・・・いろいろ、お手伝いしてくれます。昨日の娘の絵。妖精に見えたのですが、やや『クックルン』似?絵には好きなもの、気になるものが表れています。

☆★☆


金魚すくいから逃げた子、虹を咲かせる子、怪獣になっちゃった子・・・NHK『みいつけた!』コッシーの「イスとも」募集を見て、5歳児が描き上げた絵。20脚の「イスとも」。1脚1脚にはストーリーあり。目をきらきら輝かせて、語ってくれます。

☆★☆


つちの、おおきな、キャンバス。うちゅうが、ひろがります。

☆★☆

そういえば、最近の娘の口癖は「うちゅうぐらい?」。うちゅうぐらい、すき?うちゅうぐらい、びっくり?など。

☆★☆


“あなたに~にあいの~ぼうしなら~~~きっと、これです。”5歳児が保育園のお楽しみ会で『すてきなぼうしやさん』を。森の帽子屋さんは、うさぎさん、りすさん、ことりさん・・・動物たちに似合う帽子を選んでくれます。

一人ひとりが持つ、輝くところを見い出して。より輝かせるために。似合う帽子は、勇気を与えてくれるアイテムかもしれないなあと思いました。