2015年7月11日土曜日

自分で捉え直すことで


自分自身で今一度、生きているこの世界を捉え直すこと、それによって救われたと思っています。それまでは、まわりから言われること、まわりが言っていることがすべてで・・・それに対して「?」を抱きながらも、受け入れることしかできなかったことが生きづらさになっていたんだと思います。

中学・高校生の頃、そのきっかけをくれたのは、中学時代の恩師でした。「なんで生きているのか」「なんで生きなければならないのか」「人間なんて生きている価値があるのか」などと悩んでいた私に、一般論・当たり前論・道徳論ではなくて、その恩師個人の思いや考えを伝えてくれたんです。そして、向き合ってくれました。

「人間とは、どういう生き物か、どうあるものなのか」なんて絶対的なものはなくて、あるのはこれまで長い歴史のなかで、人と人が出会い、交流するなかで、構築されてきたもの。それはすごいことであり、同時にそれだけのことなんだと思うんです。そんななかで、自分は何を感じ思い考えるのか・・・それを誰かとどう共有していくのか・・・それが大切なのかなあと改めて思います。


2015年7月10日金曜日

たいよう、さん、さん。


33歳になりました。また一つ、年を重ねることができました。

7月は娘の誕生月でもあります。8年前の今頃は「もしかしたら、同じお誕生日になるのでは?」なんて妄想しながら、床の拭き掃除をしていたのを思い出します。そんな娘からバースディカードと、お手紙と、マッサージ券入りバッグと、チョコレートと、駄菓子をもらいました。


思えば、娘からたくさんの贈り物をいただいています。

「生きたい」という原動力になっています。娘の幸せを願うから、みんなの幸せも願います。今も、未来も、よりよくなっていくといいなあと思うし、たとえどんな未来が待ち受けていても、希望を見い出せる・・・そんなふうになればいいなあと願います。

そう願うがあまり、一時期はトゲトゲしていました(今もちょっと?)。「こうなったらいいなあ」という願いは、あくまで私がさまざまな関わりのなかで生きてきたなかで感じたり思ったり考えたりしたものです。ある人にとっては「とんでもない!」ことかもしれません。ある人は共感してくれても、微妙に異なることもあるでしょう。みんな違う、だからこそ、いいんだから、そこをきちんと意識した上で交流していく・・・感じながら、つながりながら、今を、未来を、ともに編んでいけたらいいなあと思っています。


2015年7月6日月曜日

いとおしい毎日の延長線上に


白いお馬さんの乗り物が大好きだったし。ぺんぺん太鼓を叩くペンギンさんはお気に入り。お裁縫が得意だった母がつくってくれたスカートは照れながらはいていたし。高知から大阪へ・・・the 大阪なお店で安く買った日のことも覚えているミッキーマウスのお洋服はよく着ていました。

アルバムをめくると、その写真が撮られた日の出来事はもちろん、そこに映る洋服だったり、おもちゃだったり、物だったり・・・そんな一つひとつから、当時のさまざまなことを思い出します。「そんな写真っていいなあ」って、『studio Yanagiii』のやなぎーさんとまめまみさんとおしゃべりしていて思いました。

『studio Yanagiii』やなぎーさんとまめまみさんがうつす写真は“ちょっぴり特別な、でも、いとおしい毎日の延長線上”。


家族写心は studio Yanagiii日記
お気に入りの あしあと。


2015年7月4日土曜日

多様な息づかい


なんで、あんなにも丁寧にアナウンスしてくれるんだろうって思っていました。

百貨店のトイレで個室に入ろうとすると、「ご使用後はセンサーが感知して自動的に水が流れます」などの音声アナウンスが。「そんなの説明してくれなくても・・・」と思っていましたが、ある時ふと「目が見えない人にとっては役立つアナウンスなのかも」と。自動的に水が流れるのだって、ボタンの位置がわからない、ボタンを押せないなどの状況の人がいるからではないか・・・トイレだけで、いろいろ想像を膨らませられるようになりました。

仕事で、障がいのある人に向けた媒体づくりに携わる機会をいただいたおかげで、日常のなかで、少しずつですが、さまざまな人の息づかいを感じられるようになってきました。

そんなことをビッグ・アイ(国際障害者交流センター)のフリーペーパー『i-co(アイコ)』を読んで思い出したんです。


i-co(アイコ)第19号
特集/Project i~見えない人に舞台を届けるために~


2015年7月3日金曜日

娘が友だちと銭湯デビュー


記念に?りんごを丸かじりするので「しゃしんにうつすやろ?(うつすよね?)」と言われたので、ぱしゃり。


子どもの頃を思い出しました。阪神大震災によって仮設住宅に入居するまでは、昔ながらの文化住宅に住んでいたため、家にお風呂がなく、友だちと銭湯に通う日々でした。近所に、特色が異なる3つの銭湯があったので、その日の気分や飲みたいジュース具合で、転々と。

水風呂でゴーグルをつけてもぐる水泳女子がいたし、体型が似た3人トリオのおばちゃんたちもいたし、シャンプーがええ香りのおねえさんもいたし。露天風呂では、その場に居合わせたおばちゃんによる昔話や世間話を、何度も繰り返し聞いたりもして。おばちゃんに「髪に花びらがついていますよ」と教えてあげたら、喜んでくれて、ヤクルト一本おごってもらったこともあったなあ。のぼせて、ふらふらになった時は、おばちゃんたちに助けてもらったなあ。

あの、ごちゃっとした感じが、めんどくさくて、好きでした。


2015年7月1日水曜日

娘、フリーペーパーひとりデビュー


「ふりーぺーぱー、つくってきた」。
娘による世界に1つだけのフリーペーパー。




女の子の絵が描かれています。

ともだちにお手紙を書くような
フリーペーパー『えんを描く』。

娘と一緒につくりはじめて、まもなく5年!
フリーペーパーきっかけで「はじめまして!」という方と
つながることも増えてきて、今日もそんな出会いがありました。

お手紙が届いたようで嬉しい。


包容力があるゆえの多様性


「こんなふうに表現してもよいのだ!!」「個人でこんな媒体をつくれるのだ!!こうして置いてもらえるのだ」と、カフェで見つけた1冊のフリーペーパーから刺激を受けた10年ほど前。それをきっかけに、学生時代よりフリーペーパーをつくり始めました。

あの1冊のフリーペーパーとの出会いを彷彿とさせるフリペ&ミニコミのラインナップ。やっぱり、『みじんこ洞』さんはすごいなあ!と興奮します。フリーペーパー専門店じゃありません。東京・高円寺にある家庭料理店です。『みじんこ洞』さんが包容力あるゆえに、たくさんのフリペ&ミニコミが集まり、多様に混じり合う感じがあって、いいんですよね。

ともだちにお手紙を書くようなフリーペーパー『えんを描く』16通目、『みじんこ洞〜夏のミニコミ&フリペ展〜』に展示していただきます!開催中、7月5日(日)には、ミニコミ&フリペ好きが集まって、ごはんを食べながら談話する『ミニコミ会』開催も。『みじんこ洞』さんも毎月1回フリーペーパーを発行し続けておられます。


まだ『みじんこ洞』さんに一度も行ったことがないのです、実は。でも、気づけば、2年ほどやりとりさせていただいて、イベントがあると、こうやってお声掛けいただいて、嬉しいです。フリーペーパーをつくっているからこそのご縁!これもフリーペーパーづくりの醍醐味なんですよね。

手づくり家庭料理店『みじんこ洞』