2023年1月27日金曜日

心のなかの、世界をひろげる

お友だちと一緒に、はしもとみおさんの展覧会へ。


クマの“シュウくん”の、身体の上にはてんとう虫やネズミ、リス、ムササビが、荒々しい毛に隠れるように、モグラやヤモリ(?)がいて。オランウータンの“キューさん”の、肩の上にはフクロウやネズミがいました。

その世界観を、自分の心の中に広げてみたら。心どっしり、ほぐれてやわらかくなって、何かに満たされていくようでした。







A-LAB Exhibition Vol.36「はしもとみお木彫展 いきものたちとのくらし」は2023年1月29日(日)まで。詳細は「尼崎市のアート発信基地A-LAB」。はしもとみおさんがどうしてこういった作品をつくっているのか、その背景が見えてくるインタビュー動画がA-LABのYouTubeで視聴できるので、そちらもぜひ!




同展覧会に最初に心惹かれたきっかけは、ライカ犬のクドリャフカの肖像彫刻でした。鑑賞に行った方がその作品について書いた投稿を拝読し、調べて「1957年、ソビエト連邦の宇宙船で宇宙に行ったライカ犬」「片道切符の宇宙旅」といった事実を知って、また調べて、「どんな気持ちだったんだろう?」「どんなふうに世界が見えていたんだろう?」「どんなふうに捉えていたんだろう?」「同じようなことは今も、私の暮らしにつながるどこかで行われている」など想像したり感じたり考えたりしたんです。それは、展覧会に行った後も、まだまだ日常の中で問いかけ続けます。



その後は「なないろカフェ」で、お手紙を一緒に書いて、郵便ポスト投函まで。お手紙を書く時間は、それぞれがそれぞれにお手紙の相手を思って、もくもくと書き進めていくのですが、1人で書くのとは違う・・・一緒に同じ時間を過ごしながら書くからこその何かが書けるし、宿るのだとも感じます。一緒に書く時間もやっぱり楽しい、また一緒に書きたいとうずうずしています。
※以前、コラム「おてがみじかん」で「誰かと一緒に、お手紙を書く」という記事を書きました。リンクしておきます。 → コラムはこちら


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