今でも、心が動く作品として挙げてしまう。
それらと出会ったのは、娘と同じ、高校生の頃。以降も、心が動く作品と出会ってきたはずなのに。どうしてだろう?
そんなことを最近、ぐるぐると考えていて。そんなことをぐるぐると考えていたら、そういえば、私が思い出すことの多くは、かなしかったことやつらかったこと、さみしかったこと、いやだったこと、くやしかったことで。
たのしかったことやうれしかったことも、たくさんあったはずなのに。どうして、かなしかったことやつらかったこと、さみしかったこと、いやだったこと、くやしかったことのほうを多く、覚えていて、思い出してしまうんだろう?
ということも、常々謎だったなぁとつながって。そのことも、時々ふと考えていて。時々考え続けてきて、ようやく今朝、1つ気づいた。
あぁ、きっと、忘れたくないからだって。
忘れないためだって。
そのかなしかったことやつらかったこと、さみしかったこと、いやだったこと、くやしかったことの向こう側に、一所懸命に考えて、「私はこうしたい」と思ったことがあったから。その気持ちや考えたことを忘れないようにしているんだって。
心に残る作品も、それと同じなのかも。忘れたくないことを忘れないように。そこに還ってくるのだと思った。
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