2025年6月30日月曜日

自分の中にある“何か”とつながる――中津川浩章さん個展「神話の森をひらく」へ

 
この作品の前で、しばし立ち止まってしまった。

日々、木と対話するような気持ちで過ごしているからだろうか。地面の下にまで根を張る姿、そこからつながっていく世界を、ほんの少しだけれど想像することもあったから。そのイメージと重なったのかもしれない。

一度、その作品の前を離れ、また戻った時のこと。木の上のほうに目をやると、葉の間から2匹の蛇が飛び出すように現れていることに気づいた。さらに左隣の作品を見ると、最初は気づかなかったが、そこにも蛇がいた。何匹もの、とぐろを巻いた蛇が絡まり合っているように見えた。

まだ言葉にはできないけれど。何かとつながっていくような、そんな感覚が残っている。


昨日2025年6月29日(日)まで開催中だった、中津川浩章さん個展「神話の森をひらく」に行ってきました。

「人間にとって表現することの根源には何があるのか?」「“存在することの意味”とは何か?」。そんな問いを常に抱きながら、アーティストとして、またアートディレクターやキュレーターとして、アートや福祉という枠を超え、表現そのものと向き合い続けている中津川さんです。

その想いや考え、活動については、ウェブサイトに詳しく綴られています。


■中津川さんのウェブサイト
https://www.lascaux-labo.com/

2025年6月22日日曜日

身近であればあるほど


あぁ、近所のヤマモモの木に実がなっていることに、今日気づきました。真っ赤な実が、道にたくさん落ちていて、その鮮やかさにびっくり!

あぁ、実が落ちるまで、全然気づかなかったんだなって。大好きな木なのに。ほかのお友だちの木よりずっと身近なのに、ちゃんと見てなかったんだなぁって。

身近であればあるほど、当たり前になってしまって……大きな変化として表れるまで、気づかなくなってしまうのかもしれませんね。

2025年6月21日土曜日

「転生してきたん?」。髪の毛を切っただけなのに

「転生してきたん?」

髪すっきり・気持ちすっきりの私を見た、高校生の娘の一言。

「へ? 転生って?」

髪の毛を切った姿に対する言葉としては、あまりにも想定外。思わず、固まる私。考えを巡らし、「若返ったってこと?」と思っていると、「前髪・・・・・・」とニヤニヤする娘。

そう、2023年春、娘に前髪を切ってもらったことがあった。一所懸命に切ってくれていたのだが、「ずれたからこっちを短く切って揃えよう」「あ、今度はこっち」とどんどんどんどん、短くなっていって(途中からはたぶん受けを狙いにいったんだと思う)。結果、「もう、仕事に行かれへん」と泣きたくなるくらい、散々な前髪にされたのです・・・・・・

娘いわく、あの前髪が“転生”してきた、と。いやいやいや、全然違うから! あの時とは長さも違うし・・・・・・今回は気に入ってんだからな!

2025年6月5日木曜日

夏が始まる前から、もう冬のはじまりを


梅雨でもなく、夏でもなく。もう、冬のはじまりを感じてしまった昨日。

いつもの、私にとっての“だんごの木”こと、センダンの木に青い実がなっていました。こんな時期になった青い実が、これから大きくなり、冬にはまるで“だんご”のように白くなるのだと。

なんだか不思議で、おもしろいですね。