日々、木と対話するような気持ちで過ごしているからだろうか。地面の下にまで根を張る姿、そこからつながっていく世界を、ほんの少しだけれど想像することもあったから。そのイメージと重なったのかもしれない。
一度、その作品の前を離れ、また戻った時のこと。木の上のほうに目をやると、葉の間から2匹の蛇が飛び出すように現れていることに気づいた。さらに左隣の作品を見ると、最初は気づかなかったが、そこにも蛇がいた。何匹もの、とぐろを巻いた蛇が絡まり合っているように見えた。
まだ言葉にはできないけれど。何かとつながっていくような、そんな感覚が残っている。
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昨日2025年6月29日(日)まで開催中だった、中津川浩章さん個展「神話の森をひらく」に行ってきました。
「人間にとって表現することの根源には何があるのか?」「“存在することの意味”とは何か?」。そんな問いを常に抱きながら、アーティストとして、またアートディレクターやキュレーターとして、アートや福祉という枠を超え、表現そのものと向き合い続けている中津川さんです。
その想いや考え、活動については、ウェブサイトに詳しく綴られています。
https://www.lascaux-labo.com/
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