2019年10月19日土曜日

展覧会「Exploring-共通するものからみつける芸術のかけら」


展覧会「Exploring-共通するものからみつける芸術のかけら」へ。
http://www.enokojima-art.jp/exploring2019

障害のある人の表現活動に関わっている現代美術作家が、自身の作品と「共通するもの」をテーマに、障がいのある作家・作品を推薦。6組が出展し、推薦者の現代美術作家が障がいのある作家・作品についてのテキストを寄せています。

企画展覧会「about me~“わたし”を知って~」でいつもお世話になっている大澤辰男さんと、第1回目の出展作家の加地英貴さんが出展されています。

大澤さんは現代美術作家としてご自身も表現活動を続ける中、東大阪市に「美術教室ライプハウス」、障害のある作家が制作に専念できるアトリエとしての「生活介護事業所 アトリエライプハウス」を運営しています。
◎美術教室ライプハウス
https://www.ripehouse.jp/
◎生活介護事業所 アトリエライプハウス
https://www.atelierripehouse.com/

大澤さんが推薦した作家の加地さんが「美術教室ライプハウス」に通い始めたのは約12年前。こうしておふたりの作品を並べて見たり、テキストを読んだりする中で、大澤さんと加地さんの世界観に何か交わるところを感じました。

もともとおふたりの中にある共通の興味・なぜか心ひかれるもの(夕焼け、自然の景色、日常の一場面)などが結びついているのでは。関わりの中で生まれたものもあるのでは。・・・など、出会い、同じ時間をともしている2人の作品をこうして並べて見たことで、想像が広がるものがありました。

「about me 3」の作品選定会議でも話題に上がっていた「指導ではなく、引き出すだけだが、講師の作風や作品に似てくることがある」。

人と人が出会うということは、影響を与え合うということなんだと改めて思います。極端な話、たった一瞬の出会いでも、直接会っていなくてもつながれば、その相手から受け止められる「何か」はあって、誰しもその受け止めたものを、自分の中の「何か」に変えているのだろうなあ・・・考えはまとまりませんが、考える種をいただいています。

展覧会は明日10月20日(日)16:00まで、「大阪府立江之子島文化芸術創造センターenoco」で開催。

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