2025年8月15日金曜日
心のゆとりが生む、小さな行動の先に
大切なことは、きっとシンプルなことなのだと思います。
たとえば、自分にとって“大切にしたいもの”があるように、すべての人にもそんな“大切にしたいもの”がある。お互いに、それを大切にし合えたらと願うけれども。実際には、とても難しいものですよね。
どうすれば、少しでもそれを実現できるのだろう。ふと、そんなことを考えます。日常のささやかな場面を見ていると、心にゆとりがあるかどうか、その違いだけでも、行動は変わってくるように思ったりします。
私も、心にゆとりのある時は、まわりに目を配り、声をかけられる。けれど、ない時は、つい見て見ぬふりをしてしまうこともある。そんなことがあちらこちらで重っていったら、ぎすぎすした空気が広がり、やがては大きくて複雑な問題につながってしまうかもしれない。
日常の小さな行動に影響する、心のゆとり。
私は、お手紙の持つ時間が、その心のゆとりを生む、1つのきっかけになるのではないかと考えています。だから、テーマに据えて活動してきました。
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一声かける、そんなお手紙を
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ふと、誰かの顔が心に浮かぶ時がありませんか?
「元気にしているかな」「どうしているかな」
今はもう連絡が取れない人もいれば、まだやりとりのできる人もいます。連絡をとることができるのに、「また、いつか」と先延ばしにしたり、気持ちを胸の奥にしまい込んだままにしたり・・・・・・そんなこともありますよね。
では、その“誰かを思う気持ち”は、どうなるのでしょうか。
ふとした瞬間にまた思い出して、今度は伝えられるかもしれません。いつの間か、思い出せなくなってしまうこともあるでしょう。あるいは「もし、あの時に・・・・・・」と後悔する日が訪れるかもしれません。
今年の夏は、そんな心にある“誰かを思う気持ち”を、そっと言葉にして届けてみませんか。まちを歩いていて、道の向こうに知った顔を見つけた時のように、手を振って「おぉーーーい!」と声をかける、お手紙を。
ただのひと声でも、相手を励ますことがあります。けれど、自分の中に抱えているだけでは、相手には届きません。
そんな気持ちを運んでくれるのが、季節のお手紙です。特に何の用事がなくても、「夏だから暑中見舞い・残暑見舞いを送ってみた」という、送る口実になります。書く内容も「蒸し暑い日が続いていますね。ご自愛くださいね」というひとことだけでも十分。お手紙で送るという行為自体に、「あなたのことが気になっています」という気持ちが、ちゃんと宿ります。
気負わず、気軽に。まずは、1通。
あなたの中にある“誰かを思う気持ち”を形にして、届けてみませんか? 私も気になりながら、連絡をしていなかった方へ、この夏1通書こうと思います。
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