2023年3月26日日曜日

何をするわけでもなく。ただ、ただ、神社で1時間を過ごすという時間。



“行く”ではなく、“過ごす”。

まずはお参りをして、ぐるりと一周。

鳥が鳴く声に導かれてあちらへ、
「なんか、目が合った気がする」とそちらへ。

ぐるぐると神社内を何周かする中で、
「なんだろう?」「どうしてだろう?」と不思議に思うことが出てきたり、
「1本1本の木が、自由に、のびのびと、伸びられている感じがいいなぁ」
「ああ、私も、そのままで、ここにいていい感じがするなぁ」
と体感したり。

過ごす中で、
想像のきっかけを見つけること、関係性、距離感、
その存在、この環境から、感じること、学ぶことが
たくさんあって。

家に帰ってからも、今日まで4日間。

こうして投稿する中で、
調べて知ったこと、書いて気づけたこと・・・などが
たくさんあって。

それは、これから先も、ずっと、
続いていくのだろうなぁと思います。

2023年3月22日(水)のキロク。


◎◎◎◎◎

「なんか、目が合いませんでしたか?」的に話しかけに行った、1本の木。

そばにいると、居心地がいい。というより、「ああ、私、ここにいてよさそう」という安心感。ただ、私だけが「居心地がいい」と思わないように、この木にとっても、私がそんな存在であれればいいなぁと思いながら、そばにいました。

(木々など自然に対して、ついつい「癒されよう」と思いがちになりますが・・・「癒されよう」とは、自分の癒しのために「気を奪う」に近い。そうではなく、「癒し合う」「気を交換する」という意識で・・・ということを以前、樹林気功の取材でうかがって以来、心がけています。いつも思い出します)

佇まいがとても素敵だったから、さまざまな角度から写真を撮らせてもらいました。







その木の近くにあった木製ベンチに座っていると、風が木々をさわさわさわっと揺らす様子・音、何羽かの鳥が木陰の落ち葉のじゅうたんをつつく姿・音、足元を見たらたくさんの落ち葉、せわしなく、ハエなどさまざまな虫が飛ぶ姿・音。

そうしていたら、急に落ち葉が美しく見えてきました。

さまざまな木々の葉っぱ。同じ木の葉っぱでも、形は1枚1枚異なる。朽ち方も1枚1枚異なる。葉脈が見える。水分を含むもの。まだ、落ちたばかりの葉っぱ。





鳥が鳴く声に誘われて、行ってみたら。
繊細なんだけど、力強い、枝々が印象的な1本の木。





枝々が印象的な木のそばには、静かに物語るような、1本の木。



1つの根から、2本? 3本?
手前中央とその奥の木、よーく見ると、同じ種類の木なのかなぁと。

そんなことを、神社内を3周くらい回ってから気になりました。


ひゅんひゅんと、かわいい木々?
いや、この木の枝?
いや・・・と上を見上げると、しゅっとした木。

葉の形が違うような気がするから、この子たちはたまたま根づいたのか。ひょっこり枝が、ここから出ただけなのか。樹木界的に、何かあるのか。

投稿文を書きながら、いろいろ調べてみるも、まだまだ調べ足りず。そんな中で、知っていたらもっと表現できることがたくさんあるんだろうなぁ。今の私には表現できないことがたくさんあるなぁ、していけるようになりたいなぁと。

そんなことも、改めてたちどまって感じたり、いろいろ学ばせてもらったり。刺激をもらいました。ということも書き留めておきます。



神社に一歩入った時は、道の両脇に咲く、椿の花を美しいなぁと思い、その数十分後、ベンチに座ってまたその木を見ていましたら、落ちた椿の花もまるで地面に咲いているように見えて、それもまた美しいなぁと思いました。

椿はどうして花まるごと、地面に落ちるのか。その時にふと気になって、こうして投稿するにあたり、調べてみました。

「鳥に花粉を運ばせようとするから」「花をバラバラにされて蜜だけを奪われないような、かつ蜜を吸う鳥に花粉がつくような、花の構造になっている。その構造上、花まるごと落ちる」「同じような理由から、花も下向きに咲いている」「鳥がくちばしをつっこまないと蜜が吸えない構造なので、木に咲いている時も、地面に落ちた時も、花びらが汚れている場合は、鳥の足跡かもしれない」のほか、「似た花のサザンカは花びらがバラバラに散る」「椿の中には散り椿という、花びらがバラバラに散るものもある」など、いろんな情報を見ました。

改めて写真を見ましたら、下向きに咲いていることに気づいて、びっくり! 「花びらが汚れている場合は、鳥の足跡かもしれない」なんて、今度見る時は想像も加わって見えることが変わってきそうです。

神社で1時間過ごした日から3日後の今日。今もなお、いろんな発見があります。それもこうして投稿することを通して、伝えようと書いて考えて調べて書いて・・・という過程が生まれるからなんだろうなぁとも思いました。




主な参考サイト:
YAMAKEI ONLINEより「ツバキがあえて厳しい冬に咲く、驚きの生存戦略 身近な花の物語、知恵と工夫で生き抜く姿」

一般社団法人北九州緑化協会より「花のコーナー」

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