2023年3月27日月曜日

theむなもとギャラリー 「山笑ふ」ブローチ

「山笑ふ」。春になると、木々が芽吹き、花が咲き始め、明るく、生気が満ちた感じになる。生命の息吹が芽生える、春の山を表現した季語。

夏は「山滴る」、秋は「山粧ふ」、冬は「山眠る」と季節ごとにあり、そう表現できる感性に感動しました。

もう随分前、阪急うめだ本店「うめだスーク」を通りかかった時に出会った、このブローチ。刺繍作家さんがつくられたもので、確か「山々」がテーマだったような。出会った瞬間、この「山笑ふ」という季語と結びついたんです。

身に付ける時は、「山笑ふ」イメージを、心の中に広げます。

これからの季節、電車に乗っていると、車窓から「山笑ふ」景色が。それを眺めながら「うふふ」となって、ごきげんになれます。

おまけに、もう一つ、春の季語。



「水温む」。春のあたたかな陽の光が差し込む水面を見ていると、冬から春へ、水が温まってきたような感じがする。水の明るい輝き、水中の生き物の動き、水草のイキイキとした様子など、すべてが春らしい。



いいなぁ~、るんるんとしてきます。この春は「ことばスケッチ」をしに出かけよう!

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