2023年3月11日土曜日

自分の目の前から世界がよりよくなっていったらいいなぁ

学校のアンケートに、親からの虐待を訴える内容を書いてSOSを出していたのに、その子どもは亡くなってしまった虐待事件。「どうして、そんなことが起きてしまったのだろうか」と思い考え、小学校で働きながら見た現実を受けて「こうするといいのではないか」と考えたことを行動に起こし、虐待・いじめを早期に検知するSOSコミュニケーション支援ツールを開発して、起業したケイトリン・プーザーさん。

自分が出会った、直面した出来事。「なんとかできないか」「なんとかしたい」・・・「こうできたら」。思いを持って行動を起こし、その先々でも、出会い、直面し、またそこから思いと行動が広がり、深まっていく。

そうした一人ひとりの思いと行動が、現実を動かしていて。数年前、数十年前には考えられなかったことが、現実になっている今でもある・・・そんなことを実感した、昨晩。同時に、自分がしていきたいことも再確認できました。

私がライターの仕事を選んだのは、取材して書くことを通して、誰かの役に立ちたいと思ったからです。自分自身が、書くことを通して、自分や自分の人生、人間関係を再構築できたという実感があり、それによって「生きたい」と思えたから。

ですが、私はできればひとりで黙々とすることのほうが好き。人と接することも、その場での即興的なコミュニケーションも、すごく苦手で、すごく頑張らないとできなくて(できてもいなくて、相手に申し訳ないと思うことばかり)、年中問わず滝のような汗が流れます。約20年近く、何度も経験しても、変わりません。自分でも時々、「なんで、この仕事をしているんだろう?」、むしろ相手にも申し訳なく「していてもいいのだろうか?」と思うこともあります。

だけど、続けているのは、今は続けたいと思っている理由は、自分が「いいなあ」「大切だなあ」と思うことを、さまざまなコミュニケーションツールの中でまだましな「書くこと」によって誰かと共有し、少し、また少しと、自分の目の前から世界がよりよくなっていったらいいなぁと願っているから。

そんなことに関わることができていたらいいなぁ。こんな私でも、お声がけくださる方々がいて、関わらせていただけていてありがたいなぁと、この方やあの方、その方々の顔が思い浮かびました。

そんなことを思い出す、考えるきっかけをいただいたのは、数年ぶりに再会した方からお誘いいただいて参加した「大阪・関西女性のみらい創造会議」。テーマは「新しい成長のカタチ~ソーシャル×ビジネスでサスティナブルな社会へ~」。

登壇者は、
大森昌子さん
阿倍野区昭和町「文の里商店街」のシェアキッチン&スペース/botan
https://botan.localinfo.jp/

佐藤正隆さん
非営利活動を行う組織を応援するために寄付募集を応援する/コングラント株式会社https://congrant.com/jp/

ケイトリン・プーザーさん
子どもがいじめや虐待、心の問題などを伝えやすくするSOSコミュニケーションを支援するシステムを開発・提供/株式会社Guardian
https://guardianjapan.org/

大和陽子さん
ひとり親・困窮世帯の子どもとつながり、子どもを孤立させない、つながる伴走支援を行う/NPO法人こどもサポートステーション・たねとしずく
https://tanetosizuku.com/

の4名の方でした。

イベント詳細はこちらから↓
https://danjo.osaka.jp/odiz/event/womenmirai2023.html

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